「公募展に出す絵を描こう」オンラインと事務所でのハイブリッド開催

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、西部障害者福祉会館が閉館となり、今月は初のオンライン、 キャリアサポートクラブ事務所、自宅で描いて持って来る、事前に描く等、様々な形で実施しました。

藤尾先生より(一番上の左の写真から、講評です)

  • リモートだから、いつもと違い落ち着かないところも有り、描き始め迷っている様子もありましたが、これまでの経験から「描く」という気持ちになり、描くうちに自分の気持ちを素直に表すことが でき、いつもと同じ状態で、いい作品ができました。画面の前に座って、時間内絵を描いたことが素晴らしいと思います。事務所で描いた二人は、集中して自分の世界に取り組んでいました。
  • 「コロナ収束をめざして」は、建物、新幹線、富士山、橋、人を画面の中に大きさを変えながら、リズミカルに配置しています。色もたくさん使って、とても楽しく元気ができる作品になっています。
  • 「孤独からの解放」は、自分が日頃、絵にしたいと思っていたことを作品にしたことが、手を描くことを通して、こちらによく伝わりました。自分の中の世界がよく描けています。
  • 「本気」は、絵の具を使ってのびのびと描けました。たくさん描いていくうちに、自分の中に入ってくことができ、最初より後の方が、ずっと良い作品ができましたね。筆の運びが素晴らしいです。
  • 「大波小波」は、自分で筆を持ってすいすい描いて良い作品になりました。色使いも良いし、力強さが有ります。何より、描いていた時の表情が良かったです。
  • 「船に乗ってお出かけ」は、画用紙に船だけを描いたことで、主題がはっきりして見る人に伝わりや すいです。水色の空と濃い海の色を分けたこと、その中に白い客船がいて、とても美しい絵です。
  • 「ぼくのすきな機関車」は、水性絵の具でこんなに自由に表現できることに驚きました。空、山、赤と青の機関車、線路、人、色の組み合わせ、色の面積、大胆に描くところと細かく描くところ、使い分けて大変いい作品になっています。
  • 「神の誕生」は描いている時の集中力がリモートでも変わらず、色鉛筆で塗り込んで、自分らしい力強い作品ができました。
  • 「みんなの元気の素、自分の元気の素」は、持ってきてくれたたくさんの作品を見せてもらった中から選びました。いつも見る以外の絵を見れてとても良かった。絵画的に美術的に素晴らしいものがたくさんあって、見応えがありました。展示会場で、多くの人に見て感じて欲しいなと思います。
  • 「自然のさんぽ」は、遠くからも目を引きました。ぐじゃぐじゃと細い線の良さ、大胆さと繊細さの組み合わせと色使いが気持ち良く、汚れのような細い線があるのが美しく、絵画的です。
  • 「すきな小鳥たち」は、色がきれいで、色々な鳥の形、表情をよく見てとらえて表しています。色々な種類を描いて、鳥が好きな気持ちが絵から伝わります。

参加された保護者様より

  • 家で描けるかな?と思いましたが、リモートが始まると夢中になって描けたので、安心しました。
  • オンラインならではのワイワイした感じがとても楽しかったです。他の子が絵の具を使ったり、先生からも勧められたりして、「汚れてもいいや」と楽しく絵の具で描けたので、良かったです。
  • 他のお子さんが頑張っていたので、刺激を受けて普通に家で描くより、かなり丁寧に描けました。
  • 持って行った絵をたくさん誉めてもらって照れていましたが、本人嬉しかったようです。
  • 初めて事務所に行き、藤尾先生にもお目にかかれて、とてもいい機会となりました。
  • コロナで会場が使えないのにリモートでワークショップを行うって、どういう風になるのだろうと興味本位だけで参加。なので別に作品はどうでもよかったし、息子が参加しなくても私はzoomで様子だけ見ておけばいいやと。(不純な動機で申し訳ない)
    さて当日開催の時間になっても zoom が繋がらず、最初はラインのビデオ通話で始まりました。今日参加できないけれど、既に絵を描いた方々の作品を藤尾巨匠が紹介してくださいました。しかしカ メラに近づけ過ぎて何だか分からないものを見せられることに(笑)それが面白くて藤尾巨匠の説明が 全く入らず(ごめんなさい大笑いしてました)いやー面白いなあと思っていると zoom が繋がり皆さ ん何事も無かったように絵を描き始めました。
    意外と息子もパソコンの前に準備していた机に向かって色を塗り始めました。しかも机から離れる ことなくずっと。途中藤尾巨匠やスタッフの方々が声を掛けてくださって途中経過をカメラで見せる とそれに対して「色使いがいいね。線の強弱がよく描けている。」と。カメラ越しですけれどさすが 藤尾巨匠。よく見えていらっしゃる。そして藤尾巨匠の後ろではスタッフと他のお子さんがわちゃわ ちゃしている様子がこれまた面白い。他の方々の様子もよく見れて、カメラ越しに声を掛けるタイミ ングが分からなくて私はずっと無言でしたが見ていて楽しかったです。皆さん集中してよく頑張って ました。素晴らしい。私は作品展に応募なんてさっぱり考えてなかったのですが。スタッフの意欲に 負けて渋々応募することにしました。ワークショップの活動を知らしめるために。(いいのか?こん な絵具をただ塗ったくった紙でという思いもありつつ)
    そして次の日隠してあった絵具を探し出し息子は赤や朱色で台所の床に塗ったくってました。それ はもう、さながら事件現場のようでした。(廊下は白の手形だった)そう自宅で絵具を使うとあちこ ちに絵具をつけて回るのでした。(忘れてた)せめてもの救いはバンクシーのように壁に描かなかっ たことぐらい。そんなこんなで、できればまた会場で活動したいと思った次第でした。でもリモート も面白いので、また機会があればとも思いました。あのわちゃわちゃがたまらなく好き。